秋らしくなったりいきなり暑くなったり地震があったり良く分からない今日この頃ですが、ほやの育成状況を少し書きたいと思います。
夏が終わってこの時期になるとほやを養殖している浜はだいたいが4年子(5年子)が全て出荷され海に沈んでいるのは全て3年子以下となります。
最盛期のほやのサイズが大きいので個/800g(4年子~5年子)ほどあるのに対し、現在は個/250g(3年子)
ほどになります。確かに小さいんですよー。皮も縮んできて見た目からしてだいぶ小さく感じるんです。
例えるならば部活で3年生が引退してしまったあとの残された1年生、2年生状態。
いきなり人数が減り、技術的にも不安になった経験ありませんか?笑
しかし!!実はほやはただ皮が縮みましたが、身も同じく薄くなっていくんですが今はまだ薄くないんです!
小さいのに身が厚く食べ応えがあるんですよ!
しかも浜の人たちに聞くとほやで一番美味しいタイミングは秋でしかも3年子なんですって!
じゃあなぜ4年子(5年子)でしか出荷しないのかというと大きいのが美味しいという間違った解釈が広まり、
小さいのが全く売れないそうです。
正直全く知りませんでしたが栄養面から見ても3年子のこの時期は甘みが増し油との相性がよくなってくる時期
なんです!
夏に剥いたほやを冷凍し、今時期に販売しているのはたまにスーパーで見かけることがありますが
この時期のほやを剥いて売られた試しがなかったので誰もしらなかったんですよねー。
ほや好きの皆さん!!
まだまだこれからが本番ですからうちのほやを見つけ次第買って食べてみて下さいね!
弊社の社名はこういったことも研究する場でもあるためにラボラトリとしております。
まだまだ「常識的に」というだけで相手にされていなかったコト・モノをとことん研究し、皆さんに
話のネタとして、魚の知識としてご提供させていただきより一層おいしく食べていただきたいと思います!!
