水産業の人不足の解決策【食品加工メーカー編】おすすめあり

水産業の人不足の解決策【食品加工メーカー編】おすすめあり

水産業のサプライチェーンの図

水産業界で働く方にこんなお悩みはありませんか?

  • 働き手がいなくて困っている
  • 働く人の高齢化が進み思うように仕事が回らない
  • 過疎地域で人がいない

今回はそんなお悩みについて弊社の体験をもとに解説していきたいと思います。
この記事を読むことによって人不足を解消する方法の各メリット・デメリットがわかります。
おすすめの方法もご紹介しますので最後までご覧ください。

人不足を解消することができる方法

1、水福連携(オススメ)

おすすめ度:★★★★☆
難易度  :★★★★☆
持続可能性:★★★★★

2、仕事の外部委託

おすすめ度:★★★☆☆
難易度  :★★★☆☆
持続可能性:★★★☆☆

3、機械の導入


おすすめ度:★★☆☆☆
難易度  :★☆☆☆☆
持続可能性:★★★★★

4、販売カテゴリを変更する

おすすめ度:★★★☆☆
難易度  :★☆☆☆☆
持続可能性:★★☆☆☆

この記事の信頼性

水福連携の実績で、以下の成果を上げています。

・会社立ち上げから6ヶ月で水福連携を構築
・花巻青年会議所SDGsアワード受賞(2020年)大船渡市ビジネスプランコンテストにて受賞(2021年)
ノウフクアワード史上初となる水産企業による受賞(2022年)※外部リンク
・イオン系3社にて東北大震災10年の節目の3.11より一斉販売開始
・魚のプロ集団、田清魚店(清次郎)にて、ほや、生うにを取り扱い
光陵支援学校にて『多様性のある働き方』の講演※外部リンク
岩手県特別支援学校技能認定会にて審査員※外部リンク

それぞれメリット・デメリットがありますのでご説明していきます。

1、水福連携(オススメ)

一番最初にオススメをご紹介します。

水福連携についての記事はこちらをご覧ください

水福連携とは、地域福祉と連携し、人不足の問題を解決しつつ、地域産業を活性化させるための連携のことをいいます。

メリット:

①実習期間があり、数日間体験をすることができる。

②雇用する側も、雇用される側もお互いに体験することができ、実習期間内であればお互いに辞退することが可能となっているため、気軽にスタートすることができる。

③実習期間内に伸び代を見極めることができる。

④支援センターや事業所の職員が利用者一人一人の得意・不得意を把握しており、適材適所のアドバイスをもらうことができ、定着するまでしっかりとサポートをしてくれる。

デメリット:

❶雇用する側がコミュニケーションをしっかり取ってあげる必要がある。

❷既存の仕組みを変更しなければならない場合がある。

❸支援センターや職員との打ち合わせ等で時間をかけなくてはいけない場合がある。

2、仕事の外部委託

メリット:

①周辺で業務を委託することができる場合、時間を作ることができる。

②サプライチェーンを構築し、会社間で作業を分担することができる。

③委託先が見つかればすぐにスタートすることができる。

デメリット:

❶元々自社でやっていた作業の場合、委託費が高く感じてしまう場合がある。

❷ノウハウを提供しなければならない場合がある。

❸委託先がない場合、不可能。

❹比較的周りの会社も人不足なので都合よく引き受けてくれる可能性が低い。

3、機械の導入

メリット:

①長期的に事業を考えることができ、メンテナンスをしっかりしていれば安定して稼働することができる。

②部分的な導入からフルラインでの導入など、事業規模に応じて構築することができる。

③仕事が絶対的に正確。

デメリット:

❶大掛かりな機械の導入はスペースを取る場合があるため、事業規模に合った機械を選ばなければならない。

❷金額の回収まで利益が見えないため原料が少ない時期や、不漁の場合の案を用意しなければならない。

❸メンテナンスや定期修理を怠ると、異物混入や破損などの重大なミスを起こす可能性がある。

4、販売カテゴリを変更する

メリット:

①ブランディングやマーケティングをすることにより、高級品として新たなターゲットへリーチすることができる。

②少量の生産量でしっかりとした単価を取ることができれば時間に余裕ができ、新たな戦略を練ることができる。

③販売カテゴリを国外にまで広げることができれば、さらに可能性が広がる。

デメリット:

❶ブランディングやマーケティングを勉強する必要がある。

❷時間とお金を使う場合が多いが、売れなければ全く意味がない。

❸需要がある国の調査や輸送するには貿易商社などのルートを探さなければならない。

■三ラボは水福連携で人不足を解消しました

水産業の人不足を福祉と解決

すでに行動済みの方法もあったかと思いますが、やはり人不足を解消するのはかなり苦労するかと思います。

しかし、どの業界・分野でも同じ現象が起こっております。

我々三ラボが行った水福連携では、電車が2時間に1本しか走っていない、過疎地域にも関わらず支援センターやB型事業所(3事業所)の協力で多い時で30人きていただき、作業をしておりました。

地域産業の促進、地元の雇用や社会参加につながっているということを付加価値として見ていただき、イオンさまが共に取り組んでいただきました。

また、働く人が楽しく和気藹々と働くことができ、来社されたお客さんからも好評で、社会的な価値も得ることができております。

■具体的な行動

ここで水福連携に向けた行動を簡単に説明したいと思います。

地域の支援センターを探す

・まずは近くの支援センターを探しましょう。

そこでどんな作業をしているか、どんな利用者がいるのか、色々と話を聞いて見ましょう。

そこでどんな考え方で進めていけばいいかをしっかり打ち合わせしましょう。

自社での製造ラインや作業手順の1日をリスト化する

・リスト化することにより、頭の整理ができます。

・作業工程を細かく切り分けてみることもオススメ。

今までやっていた作業の中で無駄な作業や改善点が見つかることがあります。

文字にする、紙に書くことが大事です。

難しいと判断した場合はこちらにご相談ください

wideep

こちらは筆者である三ラボの専務が別事業として行っているサイトになります。

事業の内容等はご覧いただき、contactよりお問い合わせください。

いかがでしたか?

今回は加工メーカー編ということで執筆しましたが、メーカーに限らず同じように考えることができると思います。

もっと詳しく知りたい、実際に考えているなどございましたら、wideepもしくはお問い合わせよりご連絡いただきますようお願いいたします。

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