サプライチェーン事例【生産・加工・保管・輸送・販売】水産業

サプライチェーン事例【生産・加工・保管・輸送・販売】水産業

サプライチェーン

今回はサプライチェーンを水産業に照らし合わせて見ていきたいと思います。

これを最後まで読むと以下のことが理解できます。

  • ビジネスで失敗しにくくなる
  • 自分の水産加工のビジネスが通用するか測ることができる
  • サプライチェーン全体で共通の目的を設定し、持続可能な状態を構築できる

この記事の信頼性

水福連携の実績で、以下の成果を上げています。

・会社立ち上げから6ヶ月で水福連携を構築
・花巻青年会議所SDGsアワード受賞(2020年)大船渡市ビジネスプランコンテストにて受賞(2021年)
ノウフクアワード史上初となる水産企業による受賞(2022年)※外部リンク
・イオン系3社にて東北大震災10年の節目の3.11より一斉販売開始
・魚のプロ集団、田清魚店(清次郎)にて、ほや、生うにを取り扱い
光陵支援学校にて『多様性のある働き方』の講演※外部リンク
岩手県特別支援学校技能認定会にて審査員※外部リンク

それでは解説していきます。

サプライチェーンとは?

サプライチェーンとは、商品やサービスが消費者に届くまでの一連のプロセスや活動を指します。

サプライチェーン管理は、これらのプロセスを効率的に組織し、コストを最小化し、顧客満足度を向上させることを目的としています。

サプライチェーンの主要なコンポーネントは以下の通りです。

原材料や部品の調達を担当します。
仕入れは、品質、コスト、納期などを考慮して、適切なサプライヤーを選定することが重要です。

生産

仕入れた原材料や部品を製品に加工・組み立てるプロセスです。

生産プロセスの最適化、リードタイムの短縮、品質管理などが重要な課題です。

在庫管理

製品や原材料の保管と管理を行います。
在庫管理の目的は、適切な在庫レベルを維持し、在庫の過剰や不足を防ぐことです。

物流

製品を生産地から消費地へ輸送するプロセスです。
物流の最適化は、輸送コストの削減や納期の短縮につながります。

情報管理

サプライチェーン全体の情報を共有・管理するシステムです。

効率的な情報管理により、各部門間の連携がスムーズになり、サプライチェーン全体のパフォーマンスが向上します。

サプライチェーン管理の主な課題は、リスク管理、コスト削減、サプライヤーとの関係構築、持続可能性などです。

これらの課題に対処することで、企業は競争力を維持・向上させることができます。

サプライチェーンの考え方(水産加工メーカーの場合)

水産の場合で説明いたします。

仕入れ

原材料をどこからどのように仕入れるかを考えます。

どこのどんな魚であれば加工した時に良いものができるかを十分に検討し、決定します。

仕入れ先は1ヶ所に限らず複数押さえておくことができれば尚良いです。

単価交渉や品質が下がったりと騙されてしまう可能性があります。

そうならない為に複数の仕入れ先と情報交換し、相場や雰囲気を感じ取る必要があります。

生産

仕入れた原材料を加工する際に部分的に委託する場合もありますが、ここでは自分たちだけのノウハウを使って他との差別化を図るだけでなく、時代のニーズを取り入れることにより付加価値となります。

在庫管理

大きな加工メーカーであれば自社の冷凍庫に在庫を保管することができますが、小さな加工メーカーの場合、冷凍庫が無い場合も多いです。

そんなときに活躍するのが営業用冷凍庫です。

原材料が安定的にいつでも手に入るのであれば必要量だけ生産することができますが、季節や場所によって量が安定しない場合は生産できる時にしなければなりません。

そんな時は営業用冷蔵庫を利用し、安定出荷できる体制を整えなければなりません。

物流

宅急便を使用すればどこにでもある程度時間を指定して届けることができます。

しかし値段が非常に高いです。遠くまで数ケースだけ届ける場合は宅急便でも良いですが、100ケースもあると運賃だけで利益が無くなってしまいます。

しかし運送業の人不足と働き方改革等により2024年問題という大きな分岐点にいるのが現状です。

そして今まで運送業は運ぶ物があり、初めてビジネスになっている手前、荷主に対して過剰なサービスをしている部分もあったが2024年問題の前ではそんなこともできなくなります。

今まで当たり前のように運んでくれていた運送業者がびっくりするような値上げや、人不足を理由にお断りする場合も増えてきます。

情報管理

生産者、営業用冷蔵庫、物流会社、販売会社(量販店、小売店等)1つの商品を作って運んで販売し、消費者が購入するまでにさまざまな会社がビジネスで連携してできあがります。

大事なことはお互いの密な連携です。

サプライチェーン構築で大事な考え方 サプライチェーンを構築する上で必要な事は持続可能な状態を目指すことです。

サプライチェーンでの各々の関係性は売る側と買う側の関係が成立します。

売る側は少しでも高く売ろうとします。 買う側は少しでも安く買おうとします。

筆者がサプライチェーンを構築する上で最も大切だと考えているのが サプライチェーン全体の目的を統一することです。

当たり前のことですが、サプライチェーン上の繋がりはその商品です。

その商品がたくさん売れればそのサプライチェーンは活性化し関わる会社が潤うことになります。

その循環になった場合にどの会社も困る状態にさせないことがポイントです。

サプライチェーン上で売る側、買う側の関係で高く売りつける、安く提供しなければならないなどの問題があると好循環になった場合に困る企業がでてきます。

その状態は持続可能な状態と言えるでしょうか?

各々の会社にしっかり利益があるのはもちろん、そのサプライチェーン上でリスクを背負っている会社が一番利益がないと意味がないと考えます。

三ラボのサプライチェーン

三ラボのサプライチェーン図をご紹介します。

サプライチェーン図
  • 安定しない原料供給を漁師、漁協、魚連の3パターン作り、急なアクシデントに備えることができた。
  • 福祉の目的もその商品をたくさん売ることに統一することができた。
  • 自社グループで運送会社があるためどのメーカーでも問題となる運送を難なく解消することができた。
  • 販売先との商談を自分たちが主導で行い、自社の魅力を自分たちの言葉でしっかり伝えることができる。
  • 自分たちの付加価値を積み上げた結果、唯一無二のサプライチェーン図が完成した。

さいごに

現在、水福連携や水産メーカーに対してコンサルティング業務を行っております。

生産から販売までのサプライチェーンを構築し、新たな価値観を作り出した我々だからできることを惜しみなく情報提供し、水産業の発展に貢献していきたいと考えております。

また、豊富な物流知識を生かして飲食店のトータルサポートも行っております。

どちらも筆者が運営しているwideepで承ります。

2024年問題を前に飲食店に大きな影響を及ぼすと筆者は考えており、ホームページ作成のオプションとして仕入れに関することをサポートいたします。

現状維持に不安を感じている方は是非お問い合わせください。 最後までお読みいただきありがとうございました。

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